【git】ローカルリポジトリの作成と保存場所・最初のコミット手順(init / add / commit / log)
バージョン管理システム「Git」を使い始める際の第一歩が、ローカル環境でのリポジトリ初期化とファイルのコミット(保存)です。
今回は、ターミナル上でリポジトリを作成し、ファイルの作成・ステージング・コミット・履歴確認(git log)を行うまでの一連の流れをまとめました。
リポジトリの実体が「どこに作成され、どこに保存されているのか」といった仕組みや、途中で発生しやすいエラーへの対処法もあわせて解説します。(Mac環境で検証)
1. リポジトリの初期化(git init)とテストファイル作成
作業用のディレクトリで Git による管理を開始し、確認用のテキストファイルを作成します。
① リポジトリ作成とファイル生成git initで空のリポジトリを作成し、echoコマンドでhello.txtを用意します。
~$ git init
Initialized empty Git repository in /path/to/project/.git/
~$ echo "hello" > hello.txt
~$ ls
hello.txt
2. ステージング(git add)とコミット(git commit)
作成したファイルをインデックス(ステージングエリア)に追加し、リポジトリに変更内容を記録(コミット)します。
② ファイルの追加(git add)git add hello.txtを実行してファイルをステージングします。
~$ git add hello.txt
③ コミットの実行(git commit -m)-mオプションでコミットメッセージ(今回は "First")を指定して記録を確定させます。
~$ git commit -m "First"
[main (root-commit) 2b1541e] First
1 file changed, 1 insertion(+)
create mode 100644 hello.txt
3. コミット履歴の確認(git log)
記録されたコミットが正しく保持されているか、ログを確認します。
④ ログ確認コマンド
~$ git log
commit 2b1541e4b2a6bd079bde29088144ba5ac58c89e6 (HEAD -> main)
Author: username <user@example.com>
Date: Sun Aug 30 10:41:41 2026 +0900
Firstコミットハッシュ、実行者情報、日時、メッセージが記録されたことが確認できました!
【解説と補足ポイント:リポジトリの保存場所と仕組み】
■ リポジトリはどこに作成されて保存されているのか?
git init を実行した「現在の作業フォルダ(カレントディレクトリ)内」に、すべてのデータ管理用フォルダが作成されます。・実体は隠しフォルダ
.gitgit init を実行すると、フォルダ直下に .git という名前の隠しディレクトリが自動生成されます。Gitで管理されるすべての変更履歴やコミットデータはこの .git ディレクトリ内部に保管・蓄積されます。・隠しフォルダを確認するコマンド
通常の
ls コマンドではドット(.)から始まるファイルは表示されませんが、ls -a(または ls -la)を実行すると .git の存在を確認できます。~$ ls -a
. .. .git hello.txt
・現在の作業フォルダ(リポジトリの絶対パス)を調べる
「今自分がどのパスのフォルダでリポジトリを作成したか」を確認したい場合は、
pwd コマンドを実行します。~$ pwd
/Users/username/project_folder
■ よくあるエラーとその理由
・
fatal: pathspec 'add' did not match any filesgit add add hello.txt のようにコマンド名を重複して入力した際に発生します。「add という名前のファイルが見つからない」という意味のエラーです。・
Aborting commit due to empty commit message.git commit をメッセージ指定(-m)なしで実行し、エディタ上で文字を入力せずに終了した場合に発生します。・
fatal: your current branch 'main' does not have any commits yetまだ1度もコミットしていない状態で
git log を実行した際のエラーです。最初のコミット完了後に正常表示されます。■ ユーザー名とメールアドレスの設定警告について
初回コミット時に「Committer / Author」に関する長い英文メッセージが出力されることがあります。これはGitにユーザー設定が行われていない場合の自動補完警告です。以下のコマンドで自身の名前とメールアドレスをあらかじめ登録しておくと警告を非表示にできます。
~$ git config --global user.name "Your Name"
~$ git config --global user.email "your_email@example.com"
4. まとめ
Git による基本的なローカル管理は、「git init(初期化)」 $\rightarrow$ 「git add(ステージング)」 $\rightarrow$ 「git commit -m(保存)」 という3ステップが基本となります。
リポジトリの実体は作業フォルダ内の隠しフォルダ「.git」の中に全て保存されています。パスが分からなくなった時は pwd コマンドで位置を確認し、ls -a で .git の存在を確かめてみましょう。